今日は「紋」について公式教本①で勉強しました。
紋の歴史は古く、平安中期から衣服や武や調度品などに持ち主を明らかにするために付けられたのが始まりです。
貴族は自家のシンボルに、後に武家も家柄を表すために付けることが定着し、庶民にも広まっていきました。
礼服に紋を付けるのは明治以降のしきたりで、それが今も続いています。
紋の格としては
五つ紋>三つ紋>1つ紋
日向紋>中影紋>影紋
染め抜き紋>縫い紋>貼り付け紋
となります。
おしゃれ用に「しゃれ紋」というものもあります。
五つ紋を入れる場所は背紋(1つ)、袖紋(2つ)、抱き紋(2つ)です。
あまり聞き慣れない日向紋や影紋は、テキストに載っていたこちらの図がとても分かりやすいです。↓
現在の標準的な紋のサイズは、男性用は3.8㎝×3.8㎝、女性用は2.1㎝×2.1㎝となっています。
黒留袖と喪服は第一礼装で日向紋で五つ紋付き。
色留袖は日向紋以外も付けることができます。
色留袖は日向紋の五つ紋付きだと留袖と同じ第一礼装、三つ紋と一つ紋だと準礼装になります。
色無地と江戸小紋は三つ紋だと準礼装、一つ紋だと略礼装になります。
有名な紋。↓
それぞれどんな意味があるのか、のんびり調べていこうと思います✨
武将の家紋を覚えるのも楽しそうです。
やはり有名なのは豊臣秀吉の五七の桐、徳川家康の三つ葉葵、織田信長の織田木瓜、明智光秀の桔梗紋、井伊直政の橘紋あたりでしょうか。