今日は八掛(裾回し)について少し調べました😊
八掛は前身頃2枚+後ろ身頃2枚+衿先2枚+衽2枚の8ヶ所に生地を付けていたことから名前が付きました。
(↑グレーの部分が八掛)
今は袖口にも付けるので10ヶ所ですが、以前は袖口には違う布を付けていたそうです。
そのルーツは江戸時代にあり、有力な説が2つあります。
1つ目は「芸者衆は裾を長く引きずるため、裾が広がり裏が見えたので、そこでも色気や意外性を演出すべくお洒落をし始めた」という説。
もう1つは「裕福な町人が贅沢禁止令に抵抗して目立たない所で贅を尽くしたお洒落をした」という説。
こちらは羽裏などもそうですね。こういったものを「裏勝り」というそうですよ😊
どちらの説にせよ、江戸時代というのは庶民に活気があってワクワクしますよね✨
現在では、八掛は「着物が傷まないように」「裾さばきがよくなるように」「隠れたお洒のために」付けると言われています。
八掛の種類はこちら。↓
・共八掛→表地と同じ生地を使用。訪問着や付け下げ、色留袖など。
・無地→フォーマル度が高い着物には着物と似た淡い色。小紋などには好みで、地紋があるものや反対色も。
・ぼかし→着物の地色が薄い場合、表にうつらないように使用。優しい印象に。
・柄→小紋柄やワンポイト柄。
・紬→紬の着物に合わせる。傷みやすいので、紬ではなく やわらかものの八掛を使う人も多い。
八掛って素敵ですよね。
年齢・好みの変化によって付け替えて着物の印象を変えることもできます👘
季節の色を付けて、帯揚げや帯などとリンクさせても楽しそう💓
着物って遊び心をくすぐってくれるから好きです。
今回はこちらのサイトを参考にさせていただきました。↓(外部リンクにとびます)
「尚美流」さん
https://www.shobiryu.jp/fun/naruhodo06.html
「きもの物語」さん
https://kimono-story.com/742.html