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きもの文化検定1級をのんびり目指すブログ。

【きもの文化検定】帯揚げの歴史

先日「着物の小物」について学んだので、今回は帯揚げについて少し調べてみました。

syumikimono.hateblo.jp

(こちらの記事が大変参考になりました(外部リンクに飛びます)。)↓

https://www.kimonoawawa.jp/blog/?p=1271)

 

帯揚げの歴史は意外と浅く、

「江戸時代末期に憧れの的だった深川芸者がお太鼓結びを発案し、それに伴い帯を支えるために帯枕と帯揚げが必要とされた」ということのようです。

お太鼓結びの始まりは、亀戸天神のお太鼓橋再建の渡り初め式で、芸者衆がそろって太鼓橋に似た帯結びをしたことからだそうです。

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(画像は歌川広重「亀戸天神境内」です。)

当時は古い着物のこぎれなどを工夫して使用していました。

現在も帯揚げは自作される方も多いと思いますが、これは当時からのことなので、邪道と思わずある意味自信を持って手作りしたいですね✨

芸者から大衆へ広まり、その後「帯揚げ」として商品化されたのは明治40年ごろと言われています。

今ではお太鼓結びも帯揚げも当たり前に使用しますが、このスタイルは割と最近できたものなのだと分かりました😲

 

帯揚げをどのくらい出すかも時代の流行りで随分変わるようで、現在は「年が上になるほど見せない」とされていますね。

素材は縮緬、紋綸子、化繊、絽や紗など様々あります。

紋綸子はセミフォーマルに、縮緬はカジュアルにと言われることが多いです😊